2007年12月のお花
1年に1度、家族が集まるこの季節。
年末を迎えたこの季節。札幌ではイルミネーションも綺麗に街を彩り、大きなクリスマスプレゼントを抱えた人を目にします。
「今月のお花」では、月ごとの特徴的なお花をピックアップし、そのお花の歴史などをご紹介いたします。今回はクリスマス定番の「ポインセチア」です。
昔々、メキシコにアズテク族というインディアンが住んでおりまして、かれらは生活の中でこの植物を上手に利用していました。苞からは赤紫色の色素をとり、切った時に出る白い樹液からは解熱作用のある調剤が作られ、熱を下げるために使われました。現在のタスコ(Taxco)付近の地域を起源地とするポインセチアはインデイアンにCuetlaxochitlと呼ばれて、その花は輝くような色から『純粋牲のシンボル』とされていました。
17世紀に入りフランシスコ修道会の僧たちがタスコ付近に住みつきました。ポインセチアはその色と咲く時期から、『赤はピュアなキリストの血』『緑は農作物の生長』を表していると、聖Pesebreのお祭り、誕生祭の行列に使われるようになりました。
1825年(1828年の説も)、メキシコ駐在のアメリカ大使JoelRobertPoinSett氏(1779-1851)は、優れた植物学者でもあったためアメリカ合衆国の氏の自宅の温室や植物園、氏の園芸仲間などへポインセチアが配られました。現在の「ポインセチア」はポインセット氏の名前からちなんだ物と思われます。
1906年頃からドイツ系の育種家アルパート・エッケ氏がハリウッドヘ移り住み、最初は市場向けに切り花として生産を始めました。1919年、原因は分りませんがアルパート・エッケ氏と長男のハンスが亡くなった後、次男のポール・エッケ氏が家業を引継ぎ、1923年、オーク・リーフという、実生から育成された品種ができたことによってポインセチア栽培の新しい時代が始まりました。この品種は1923年から1960年代の初めにかけて選抜や枝変わりによって育成され、商業用のポインセチアとして多く利用されました。その後エッケ氏以外にもポインセチアの育種や生産をする人は増え、1950年代中期には様々な大学や研究機関で品種改良に関する研究が始められました。
1963年からアメリカのミッケルセンにより、“ポール・ミッケルセン”という品種とその枝変わりができ、この品種は茎が堅く、葉が落ちないという性質があり、商業的にとても長持ちする品種でした。その後も花保ちの良い赤色C-1(Eckespoint C-1)などが作出されるなど、ポインセチアの品種改良は進み世界中で愛されるクリスマスの代表的なお花となりました。
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